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レイジィ大石君

2014/12/29~2015/01/12

2014/12/29(月)
16:30「ナンバー・テン・ブルース」(1975年日本、長田紀生監督)@UPLINK
1975年ベトナム戦争末期のベトナムで撮られた劇映画。
貿易商社のベトナム支社に勤める日本人サラリーマンがある事件に巻き込まれて、ベトナム人の愛人と、日本人とベトナム人のハーフの青年と南ベトナムから北ベトナムに向けて逃避行に出るという話。
ベトナム戦争末期のベトナムで撮られている。

18:40「グランド・ブダペスト・ホテル」(2013年イギリス、ドイツ、ウェス・アンダーソン監督)@UPLINK
「見逃した映画祭2014」の1本。見逃してないけどもう一回見る。
大変面白い。

21:00「ジャージー・ボーイズ」(2014年米、クリント・イーストウッド監督)@ヒューマントラストシネマ渋谷
ヒューマントラストシネマ渋谷でまだやっていたので、2014年締めくくりとして。
やっぱ、素晴らしい。

2014/12/30(火)
実家に帰るのに手土産でも買おうかなと吉祥寺に行くも、吉祥寺のどこも人だかりがしてほとんど身動きがとれない。
買い物どころか、商品の棚に近づくのにも人ごみをかき分ける必要があるため、諦めて中央線に乗り新宿へ。
高島屋の食品売り場でオリーブやホワイトアスパラやらのピクルスやハムなんかを買ったりする。人は多くいるが吉祥寺程ではない。
夕方、実家に着き、だらだら。

2014/12/31(水)
実家にて、飲んだり、食べたり、飲んだり、飲んだり、飲んだり、したりして、合間、本棚にあった「碧眼録」を読んだりする。

2015/01/01(木)
実家にて、飲んだり、食べたり、飲んだり、飲んだり、飲んだり、したりする。
秋津サッカー場でサッカー日本代表が練習をしているという噂を聞き、見に行く。
はたして日本代表が練習しており、スタンドが解放されていた。
しばらく眺めた後、寒さに耐えきれず帰宅。

2015/01/02(金)
兄の運転で成田山新勝寺に初もうでに行く。
母親と兄と自分。父は人ごみがイヤらしく家にいる。
初もうで客が多くいる。
釈迦堂の周りに掘られている彫刻を眺めたりなんかした後、寿司屋で寿司を食べて帰宅。
飲んだり、食べたりし続けているため、胃が重い。

2015/01/03(土)
またもや、だらだらした後、夕方ころ実家を出発。
胃腸の調子がおかしい。

2015/01/04(日)
胃腸の調子がおかしいのと、だらけすぎたので、気分が沈みがちになり、どこにも行かず家にいる。
よくないなぁと思いつつ、布団の中で携帯をいじったりしていた。

2015/01/05(月)
仕事はじめ。
こともなく、17:30定時で上がる。
19:00「華氏451」(1966年イギリス、フランス、フランソワ・トリュフォー監督)@イメージフォーラム
レイ・ブラッドベリの同名小説の映画化。
めちゃくちゃ面白い。
あらゆる本が禁止された世界で焚書の仕事に就く男モンターグの話。

2015/01/06(火)
17:30仕事上がり。
18:35「海月姫」(2014年日本、川村泰祐監督)@TOHOシネマズ六本木
NHKの朝ドラ「あまちゃん」に出ていた能年玲奈が出ている映画。
天水館と言う古アパートと言うか長屋に引きこもったようにしてオタク仲間の友達と住むクラゲオタクの月海(能年玲奈)が、鯉淵蔵之介(菅田将暉)と言う女装癖のある政治家の息子と出会い、彼に導かれるようにして世界と出会って行くと言う話。
蔵之介は女装してはいるけれどゲイでは無いという設定。
クラゲにしか興味が無く、化粧もオシャレもせず何事にも奥手な女の子がある日イケメンに見出されて変身するという、よくあるマイフェアレディものかなと思いつつ(イケメンは女装してんだけど)、見ていたら確かに彼との出会いで月海は変わるんだけど、その変身する方向が良いなと。
自分の華やかさに目覚めて、怨みを晴らすかのように恋愛に走るのでは無く、月海は同じ長屋に住むオタク仲間と共に一緒になって世界に一歩を踏み出すと言う方向へ進む。クライマックスで、その後押しをする蔵之介の演説が良かった。
ストーリーは穴だらけでご都合主義も甚だしい展開をしたりするんだけど、あまり気にならなかった。
オタク女子の1人の電車マニアを演じていたのが池脇千鶴だとエンドロールで知り、驚愕。全編、アフロ頭で顔半分隠れたままなので全然気づかなかったってのもあるけど、池脇千鶴と菅田将暉ったら「そこのみにて光り輝く」(2014年日本、呉美保監督)という2014年ベスト級に面白かった映画で姉弟を演じていた2人じゃないか。

2015/01/07(水)
18:30より、新宿の魚料理屋で職場の新年会。
21:00頃終わり、おとなしく家に帰る。

2015/01/08(木)
18:15仕事上がり。
幡ヶ谷のラーメン屋に行って、そのまま新宿まで歩く。
家に帰り、「小早川家の秋」(1961年日本、小津安二郎監督)。DVD。
めちゃくちゃ面白い。
中村鴈治郎が良いなぁとなる。(つねづね、中村鴈治郎って誰かに似ているなと思っていたたら、母方の祖父にそっくりだということに気づきました)

2015/01/09(金)
18:15仕事上がり。
渋谷まで歩く。
UPLINKで20:30からの「FORMA」のチケットを買った後、ヒューマントラストシネマ渋谷に行き、会員カードの更新をする。
天屋でかき揚げ丼を食べる。

20:30「FORMA」(2014年日本、坂本あゆみ監督)@UPLINK
これは、凄い映画だった。
中学、高校と同じ学校でテニス部だったアヤコとユカリの再会と確執が元で発生するある事件が4つの視点(アヤコの視点、ユカリの視点、ある人物の視点、劇中登場するカメラの視点)から描かれている。
ほとんどのシーンが、引いた映像でわずかに動くだけのカメラによって撮られている。しかもワンシーンワンシーンが長い。なので、画面の一部で捉えられた登場人物達のわずかな動きや殆ど聞き取れないようなセリフによって物語が進む。
それでも、どういう話になっているかは見ていて大体分かって、工事現場の警備員のバイトをしているユカリを自分の会社に入れ、ねちねちといじめたりする、このアヤコってのは困った奴だなぁと思っていると、中盤、「えっ、、、」という展開が発生。
「あなた誰?」って人がいきなり出てきてしかも、この物語に強く関連しているらしい事がしめされる。
「なんだなんだ」となっていると、その後の展開でこの疑問は見事に回収される。中盤以降の、「えぇそうなってたのかぁ」と言う物語展開が凄いなと、この監督は天才なんじゃないかな。
アヤコとユカリの公園のシーンが印象的だった。
住宅街にある公園の半分位をとらえる映像で、滑り台とその手前にあるシーソー見たいな遊具と滑り台の奥にある公園の入口が映される。アヤコは滑り台を滑ってみたり、シーソー的な遊具にまたがってみたりしている。
その後ろの公園の入り口では3人の幼い女の子が入口に設置された車止めの低いポールに乗ったり、相手を落として自分が乗ったり、今度は相手に押されて落とされたりしながら遊んでいる。
カメラがゆっくりと右に動くとそこにはブランコがあり、ブランコに乗るユカリが映される。そこにアヤコが加わり、しばらく2人で会話をしながらブランコに乗った後、ユカリがブランコを降り、公園中央にあるベンチへ向かいベンチに腰をかける。カメラはユカリを追って静かに動く。ユカリがベンチに座ると周りには追いかけっこをする男の子たちが遊んでいる。
アヤコの周りで笑いながら争うようにして遊ぶ女の子と、ユカリの周りで走りまわる男の子の対比と、それによって象徴される二人の性格というか人物像が見事。
ただ、メインとなる「事件」にちょっと無理があるような気がしないでもない。
でも、142分全然飽きなかった。

2015/01/10(土)
11:00「エレナの惑い」(2011年ロシア、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)@ユーロスペース
初老に差しかかった元看護士のエレナと彼女の再婚相手の大富豪ウラジミールとの生活を中心とした話。両者とも前の配偶者との間の子どもがいる。
エレナの息子は無職のダメな中年男(勉強もせずゲームばかりしている自分の高校生くらいの息子に一言いってやるとか言いつつ、息子の部屋に行き、「オレにコントローラーを貸せ、お前はオレの技を盗め」とか言って一緒にテレビゲームをし始めるというダメさ)で、わが子の進学資金も工面できない。
エレナはウラジミールに孫の進学資金の面倒を見てもらうように頼むのであるが、オレにお前のダメ息子一家を養育する義務はない、甘やかしてはダメだ、自分のことは自分でやれば良いと無下に断られてしまう。
ある日、心臓発作に倒れ、死期を悟ったウラジミールは弁護士を呼び遺言を残そうとするが、その遺言の内容が、全財産をウラジミールの娘のカテリナに残し、エレナには生活が立ちいくだけの月々の年金を残すのみであると知ったエレナがある行動を起こす。
劇中ほとんど音楽が使われない、静かな時間の中で展開する物語が、終盤近くになってある展開を迎え、微妙に後味の悪い余韻を残す終わり方をする。
13:20「ヴェラの祈り」(2007年ロシア、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)@ユーロスペース
「エレナの惑い」と同じ監督(「父、帰る」(2004年ロシア)の監督)の作品。
ロシアの片田舎でマフィア見たいなことをしているらしいアレックスが、妻のヴェラと二人の子供を連れ、生家に帰り、そこで生活を始めようとしたときに、妻のヴェラから「私、あなたの子じゃない子を妊娠しているの」と告げられる。
ヴェラのお腹の中の子どもは誰の子であるのか、またその子をどうするのかという話だけで、3時間近く映画が続く。
アレックスがヴェラの話を全然聞こうとしないで自分ひとりで、うんうん悩んでいる姿を見せるだけなので、うーむと思って見ていると、後半、スッキリした形で物語の全貌が説明される。
そんな説明されてもな、という話だった。
日本橋に移動。
18:30「シン・シティ 復讐の女神」(2014年米、ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー監督)@TOHOシネマズ日本橋
アメコミ的な漫画世界をそのまま、実写化した、というか実写をマンガ化したような作り方の映画。
ほとんど白黒で、ところどころアクセントをつけるようにカラーになっている。
映像は面白いんだけど、それだけなので開始5分で飽きる。
こういうハードボイルド的独白系アメコミ映画は見ていていたたまれない気持ちになるなぁ。

2015/01/11(日)
13:00「ドストエフスキーと愛に生きる」を見に行く予定だったのが、前日飲みすぎていたのと、6時くらいに起きてアメフトのプレーオフを見ていて途中で寝たりしたことがあり、目覚めたときには12時を過ぎていた。。。
あぁーとなる。
13時までに渋谷に行くのは無理だけど、13:30までに新宿なら大丈夫だなと切り替え、月曜日に行く予定だった「百円の恋」を見に新宿へ。
テアトル新宿。13:00ちょっと過ぎの段階でほぼ満席。前のほうの席しかあいていなかった。
13:30「百円の恋」(2014年日本、武正晴監督)
傑作!
32歳にして実家暮らしでくっちゃね生活をしているダメニート、斎藤一子(安藤サクラ)が、実家を追い出され、百円ショップの店員となり、引退間際のボクサーと出会ったり捨てられたりしながら、社会に一歩踏み出していくという話。
目つきの悪いだけのどうしようもないニートから、一人暮らしを始めたり、ボクシングと出会ったりして徐々に一人の人間に変わっていく姿を演じた安藤サクラが凄い。
胸が熱くなる。

有楽町へ移動
16:40「薄氷の殺人」(2014年中国、香港、ディアオ・イーナン監督)@ヒューマントラストシネマ有楽町
ベルリン映画祭の金熊賞作品らしい。
1999年、炭鉱からバラバラとなった遺体が発見される。
犯人が見つからないまま、5年が過ぎた2004年、新たに殺人事件が発生する。被害者の男性は、1999年の事件で殺された被害者の妻と婚約をしていた男であった。
被害者の妻を追いかけるうちに、深みにはまっていく刑事、という話。
うーん、よくわからない映画だった。
謎の事件が起きて、正義なんだか悪なんだか分からない刑事が執拗に追いかけたりするという意味では「殺人の追憶」(2003年韓国、ポン・ジュノ監督)に近いんだけど、明かされる事件の真相は結構チープで裏をかくような展開もない。
被害者の妻を演じていたグイ・ルンメイという人がめちゃくちゃ奇麗だった。

2015/01/12(月)
何となく、気分が荒んでおり、9時に目が覚めるも何もする気力が起こらず、2度寝。
12時過ぎに目覚める。ちょっと気分がよくなっていたので、洗濯をしたり、布団を干したりする。
アジアカップ「日本対パレスチナ」を見るともなく見たり。