凱風舎
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土偶ストラップ!

今日は予定通り、東京国立博物館に清明上河図を見に行きました。

予想していたものの、人の多さが尋常じゃありません。

9時半開館で、9時に上野について、実際に清明上河図までたどり着いたのが、
お昼の12時(!)です
しかもその間、「ほかの展示物を眺めつつ~」なんて甘ったれたことはできません。
待つのです。
ただ、ひたすらに列の進むのを待つのです。

2時間以上待った挙句、警備員に「立ち止まらずに進んでください!」なんてせかされるので
ゆっくり、じっくり見ることはできなかったのですが(見れたのはおそらく10分くらい・・・)、
おもしろかったです。

清明上河図は12世紀に中国で作られた5メートルほどの長さのある絵巻物です。
実際に見ると想像していたよりも縦幅が小さい印象がありました
(目録を見ると、縦24.8cm 横528.0cm となっています)

その5メートルの中に、人々がびっしりと描かれていて、にぎやかです。

橋の欄干に寄り掛かって川を眺めてニヤニヤしているおじさんがいたり、
木の下で何やらしゃべっている役人風の2人がいたり、
店で何か買っている人とそれを遠巻きに眺めている人々もいます。
人ばかりではなくロバもいるしラクダもいるしウシもいます(ネコは探したけど見つからなかった・・・)。
警備員や周りの人々のプレッシャーに負けない強い心があれば、1日中見ていても飽きないと思われます。

今回は「北京故宮博物院200選」ということで、メインの清明上河図のほかにも、
中国の書や掛け軸や陶器や仏像や礼服やらなんやらとこれでもかという感じで展示されています。
漆彫りの器なんかすごくきれいでした。
その他の展示に関しては、すいているとは言えませんが、ゆっくり見ていて、
誰かに不平を言われるようなことはありません。

そして、朝から並んだ甲斐あって、先着1400名様限定の土偶ストラップ(なんじゃそりゃ)をゲットしました!
東京国立博物館からのシュールな贈り物です。

土偶ストラップ

こんな行列に並んだのは久しぶりで、かなり疲れました・・・
清明上河図の展示は1/24までなので、それまでにもう一度見てみたいとも思うのですが、
明日のNHKの日曜美術館が「北京故宮」の特集を組むという話です。
てことは明日以降、行列がもっとすごいことになるんだろうな(ちなみに今までに210分待ちってのがあったそうです)

混雑状況は以下の特集サイトの右上のところの会場ライブに随時更新されています。
http://www.kokyu200.jp/

話は変わりますが、行列の待ち時間にtwitterを眺めていたら、
橋本麻里さん(小説家の高橋源一郎の長女だそうです)のつぶやきで、
「マタイ受難曲/大阪弁訳」というものの存在を知り、衝撃を受けました。
↓これすごい



ちなみに、全編のバージョンが、ニコニコ動画に上がっているそうです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8974215